vol.2　キングスレー・エイミスは著書「酒について」で、 　　二日酔についてまた別の対処療法を述べている。

		形而上学的二日酔 　○ 徹底的に「肉酔」と取り組むこと。 　○ 言いようのない沈んだ気分と、不安と自己嫌悪を挫折感と未来への恐れがしのび寄り始めた時、二日酔なんだと、言い聞かせること。つまり、自分は二日酔をしているとはっきり認識できれば、それはもう二日酔ではない。 　○ もしも必要ならば「形酔のための文学課程」か「形酔のための音楽課程」を開始する。選ぶ構造は、気分が良くなるためにはその前に悪い気分をたっぷり味わわなければならない、という原理に支えられている。

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